「東京マザーズクリニック、すごく高いらしいよ」
産院を検討していた頃、何度かそう言われました。
でも「高い」とだけ聞いても、具体的にいくら用意すればいいのかがわからない。
ネットを調べても、断片的な情報しか出てこない。
だから私は、東京マザーズクリニックで実際にかかった費用を、そのまま公開することにしました。
これからTMCでの出産を検討している方に、リアルな数字を届けたいと思っています。
TMCが「高い」の正体は、通院費にあった
東京マザーズクリニックの費用で最初に知っておくべきことがあります。
分娩費用は、実はそこまで飛び抜けて高くはありません。
東京都内の他の無痛分娩対応クリニックと比べても、大きな差はないと思います。
では何が高いのか。答えは通院費です。
東京マザーズクリニックは自由診療のクリニックです。
妊婦健診の助成券を使っても、毎回窓口での手出しが発生します。
私の場合、1回あたり5,000円〜22,000円程度。回数を重ねるごとに、じわじわと積み上がっていきます。
私のTMCでかかった通院費の記録がこちらです。
| 時期 | 金額 |
|---|---|
| 3月(初診) | 15,580円 |
| 4月 | 24,090円 |
| 4月 | 7,510円 |
| 6月 | 16,910円 |
| 7月 | 21,510円 |
| 8月 | 22,280円 |
| 9月 | 12,470円 |
| 9月 | 7,510円 |
| 10月 | 13,630円 |
| 10月 | 16,290円 |
| 10月 | 13,430円 |
| 10月 | 5,210円 |
| 11月 | 5,210円 |
| 11月 | 10,720円 |
| 12月 | 15,000円 |
| 合計 | 約197,350円 |
4月の24,090円など高い月は、精密超音波(スクリーニング検査)が重なったタイミングです。
検査内容によって金額が変動するため、毎回「今日はいくらだろう」と緊張していたのを覚えています。
東京マザーズクリニック 入院・分娩費用の内訳
次に、東京マザーズクリニックの入院から出産にかかった費用です。
実際の明細書をもとに公開します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 分娩料 | 595,000円 |
| 無痛分娩麻酔手技・管理料 | 200,000円 |
| 入院料(5日間) | 147,500円 |
| 新生児保育管理料(4日間) | 48,000円 |
| 産褥婦管理料(4日間) | 48,000円 |
| 新生児健診料 | 20,000円 |
| 産科医療保障制度 | 16,000円 |
| オプショナルスクリーニング | 13,500円 |
| 諸検査・医療材料費等 | 52,000円 |
| その他(薬剤・処置等) | 約44,050円 |
| 分娩・入院費合計 | 約1,184,050円 |
| 出産育児一時金(当時) | ▲420,000円 |
| 実質負担額 | 約764,050円 |
総額でいくらかかったか
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 通院費(妊婦健診) | 約197,350円 |
| 入院・分娩費(一時金控除後) | 約764,050円 |
| 総額 | 約961,400円 |
約96万円。
これが私の東京マザーズクリニックにかかったリアルな金額です。
【2026年最新】現在の費用はどうなっている?
私が出産した2021年から、東京マザーズクリニックの費用は改定されています。
現在の公式サイトで確認できる金額はこちらです。
| 項目 | 2021年(私の実績) | 2026年現在 |
|---|---|---|
| 分娩料 | 595,000円 | 600,000円 |
| 無痛分娩麻酔管理料 | 200,000円 | 215,000円 |
| 個室料(一般室)/日 | 29,500円 | 45,000円 |
| 出産育児一時金 | ▲420,000円 | ▲500,000円 |
特に大きいのが個室料の値上がりです。
1日29,500円から45,000円へ。5日間の入院だけで75,000円以上の差になります。
ただし、嬉しい変化もあります。
出産育児一時金が42万円から50万円に増額されたこと。
さらに現在は東京都の無痛分娩助成金として10万円が支給される制度も始まっています(東京都民が対象)。
これらを合わせると、東京マザーズクリニックでの実質負担は、私の時とそれほど変わらない可能性もあります。
※最新の費用は必ずTMC公式サイトでご確認ください。
東京マザーズクリニックの「20万円の麻酔代」は高いのか
「20万円の麻酔代」は高いのか
明細を見て、多くの方が目を止めるのが無痛分娩麻酔手技・管理料の金額です。
私の時は20万円、現在は21.5万円。
高いと思いますか?
私は今でも、この20万円が一番「払ってよかった」と思っている費用です。
あの出産の日、私はスマートフォンで動画を撮る余裕がありました。
実家にいる両親とテレビ電話をする余裕がありました。
娘が生まれてくる瞬間を、パニックにならず、ただ待つことができました。
痛みゼロで出産した翌日、産後特有の筋肉痛がありませんでした。
力んで踏ん張り続けた全身の疲弊も、寝不足による消耗も。もちろん産後の体であることには変わりないけれど、「出産で体を使い果たした」という感覚がなかった。
それだけで、翌日からの回復のスタートラインが全然違いました。
産む前には想像もしていなかったことです。
もちろん、全く痛みがなかったわけではありません。
実は出産そのものよりも痛かった『意外な伏兵』がいたのですが……それはまた別記事の『痛みランキング』で詳しく書きますね。
「痛みを買う」のではなく、「余裕を買う」のだと、今は思っています。
それでも東京マザーズクリニックで無痛分娩をして後悔しない理由
約96万円という数字だけ見れば、確かに高い。
でも、この投資が私にくれたのは、痛みからの解放だけではありませんでした。
出産という体験を、恐怖ではなく「豊かな記憶」として持ち帰ることができた。
産後の回復が早かったことで、娘との最初の数日間を、ボロボロの体ではなく、ちゃんと自分として過ごすことができた。
美容PRとして、費用対効果を考えることには慣れています。
その視点で振り返っても、あの投資に後悔はありません。
※東京マザーズクリニックの費用を賢く抑える方法については、別記事でまとめます。


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