母という役割の中で、見失いかけたもの
子ども中心の生活。 動きやすい服、まとめた髪。
気づけば、「女らしさ」を考える時間は減っていました。
久しぶりに履いたヒールで、うまく歩けなかった日。 鏡の前で、少しだけ戸惑ったのを覚えています。
少しだけメイクをすると、 「母なのに」 そんな小さな違和感が、どこかに残る。
でも本当は、子どもを産んだからといって、私は別の人間になったわけじゃない。 母であることも、女であることも、どちらも「私」のはずなのに。
なぜ「自分の輪郭」は薄れていくのか
母になると、
- 自分の時間が減る
- 優先順位が子ども中心になる
- 外見や美容への意識が後回しになる これは、ごく自然な変化です。
ただ、その中で起きやすいのが**「自分のための行動」に罪悪感を持ってしまうこと**。
自分のためにお金を使うこと、ゆっくり鏡を見る時間を取ること、少しだけおしゃれをすること。 本来は当たり前のことなのに、どこかでブレーキをかけてしまう。
その積み重ねが、「自分の輪郭」を少しずつ曖昧にしていくのだと感じています。
美しさは、「自分に戻るためのスイッチ」
すべてを取り戻そうとしなくていい。 私の場合、それはたったひとつのリップでした。
顔色の悪さを隠すために、何気なく手に取っただけのもの。 それでも、鏡の中の自分を見て「うん、大丈夫」と思えた瞬間、少しだけ、「私」に戻れた気がしたんです。
美しさは、誰かに評価されるためのものではありません。 **「自分の輪郭を思い出すための行為」**なのです。
. 忙しい日常でもできる、最小限のセルフケア
母になった今、時間も余裕も限られています。 だからこそ必要なのは、**「頑張らなくても続くケア」**です。
例えば、
- 朝、日焼け止めと血色だけプラスする
- スキンケアを“最低限でもやる”と決める
- 鏡を見る時間を数秒でも確保する
どれも小さなことですが、「自分を後回しにしない」という意思になります。 完璧じゃなくていい。ゼロにしないことの方が大切です。
still herで伝えていくこと
このサイトでは、美容の仕事をしてきた視点と、母として過ごしてきた日々の中で感じたことをもとに、**「自分の輪郭を保ちながら、生きていくための選択」**をひとつずつ記録していきます。
例えば、
- 朝の準備にかかる時間を、少しでも減らすための工夫(アートメイクなど)
- “見える世界”を変えることで、日常のストレスを減らす選択(ICLなど)
- 妊娠や出産の中で、自分なりに納得して決めたこと(NIPTなど)
どれも、大げさなことじゃないけれど、あとから振り返ると「あの選択で、少し楽になった」そう思えるものばかりでした。
時間がないからこそ、全部を頑張ることはできない。 だから私は、**「何に時間とお金を使うか」**を自分で選ぶようになりました。
「綺麗になるため」だけではなく、**「自分らしくいられる時間を守るための選択」**を、綺麗にまとめすぎずに書いていきます。
結び
母である前に、妻である前に、私は、ひとりの女。 それを忘れないために、今日も、ほんの少しだけ色をのせる。
正解はひとつじゃないけれど、「自分で選んだ」という感覚だけは、残しておきたいと思っています。
この場所が、忙しさの中で「自分」を後回しにしてしまう誰かにとって、もう一度輪郭を思い出すきっかけになりますように。

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